たてたてよこよこまるかいてちょん

組み込み関連の情報を共有するためのブログです

macport で CCL 1.10 を OSX 10.11(El Caption)にインストールする

前日に日記にもかいていたがいろいろやってみると、macports で CCL 1.10 を El Caption にインストールできた。

現時点で、macports にある、ccl 1.10 を Mac OSX 10.11(El Caption)にインストールすると カーネルのリビルドで失敗する。
10.11 では、アセンブラが clang に変更されていて、.stabs ディレクティブを解釈しないようになったとのこと。解釈させるには、ASFLAGS に -Q オプションを加えればいいらしい。

つぎのようにすると ccl 1.10 をインストールできる。なお 1.11 では、対応ずみらしい。

ccl を macportsのインストールの configure の段階まですすめる

sudo port clean ccl
sudo port configure ccl

Makefile を編集する。

cd /opt/local/var/macports/build/_opt_local_var_macports_sources_rsync.macports.org_release_tarballs_ports_lang_ccl/ccl/work/ccl/lisp-kernel/darwinx8664/
sudo vi Makefile    #only change line 52 of it. see bellow lines before edit
diff -u Makefile~ Makefile
cd -

"-Q"オプションを ASFLAGS に追加する。下のpatch を参考にMakefile の52行目を編集する。(diff -u Makefile~ Makefile)

--- Makefile~	2015-10-03 09:48:46.000000000 +0900
+++ Makefile	2015-10-03 10:46:19.000000000 +0900
@@ -49,7 +49,7 @@
 ###
 ### Apple never
 M4FLAGS = -DDARWIN -DX86 -DX8664 -DTCR_IN_GPR
-ASFLAGS = -arch x86_64 -g
+ASFLAGS = -arch x86_64 -g -Q
 CDEFINES = -DDARWIN -DX86 -DX8664 -DTCR_IN_GPR -DSVN_REVISION=$(SVN_REVISION) \
 	   -D_DARWIN_NO_64_BIT_INODE -DUSE_DTRACE
 CDEBUG = -g

macportsの方法でビルド、インストールを実施する。

sudo port -d build ccl
sudo port -d destroot ccl
sudo port -d install ccl
記事のLicense このブログの記事は特に断りのない限り、引用部分を除いて、以下の CC-BY 4.0でライセンスします。 https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja ただし、ブログ内にあるコードは、特に断りのない限り、CC-BY 4.0またはMITLicense で利用できるものとします。